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スキャナーズのHIROのレビュー・感想・評価

スキャナーズ(1981年製作の映画)
3.5
主人公である超能力者(スキャナー)ベイル(スティーヴン・ラック)は警備会社コンセックから恐るべき力で世界を支配しようとする裏のスキャナー、レボック(マイケル・アイアンサイド)を追跡する任務を与えられる。スキャナー同士による激闘を描いたお話。

とても独特な世界観でした\(^o^)/

1981年製作にも関わらずあまり古臭く感じない造形だと思いました。
序盤で登場する映画史に残る名シーン・脳みそバーン!
CGの無い時代にこんな映像が撮れるなんて本当にすごいと思いましたね。何度か見返してしまいましたよ♪( ´▽`)

とまぁそんな奇抜な描写だけでなくてしっかり内容も練られているんですよね。

ベイルがいきなりコンセック社に連れて行かれてなんの葛藤もなくレボック捜しを始めるところはあまりにも唐突でちょっと焦りましたが、スキャナーズ達にまつわる秘密や、能力を抑えるための薬・エフェメロルの驚くべき真実などどれもかなり面白かったです(≧∇≦)

ベイルと若い女性スキャナーのキムとの逃走中に襲い掛かるレボックの刺客達など、ちゃんとハラハラさせてくれるところも良かったですな♪( ´▽`)

そして何と言っても敵である圧倒的な能力を秘めたレボックは最高でした!
頭部破壊や、屈強なガードマン達を操って殺し合いさせたりなど最強の能力者過ぎてドキドキしましたよ(≧∇≦)

SF映画としても良く出来ていて、コンピューターをスキャンしてハッキングしたり、そういうはアイディアは本当に素晴らしいですね♪

またセットも独特だと思いました。
画廊のシーンで登場する数々のグロデスクなアート達はよく分からないけど芸術性が感じられるような気がしました。

そしてやっぱりラストのベイルとレボックの対決シーンは圧巻。
それこそ全く派手さはありません。2人の男がただ見合ってるだけですからね(~_~;)
でもお互いをスキャンしながら苦悶の表情を浮かべる2人の姿はただただ壮絶で圧倒されてしまいましたよ。
血管が浮き出したり、血が噴き出したり、眼球が弾け飛んだり、本当に大好物な描写の数々でしたよ\(^o^)/

ハッピーエンドかバッドエンドか各々の想像に任せるところも良かったのではないでしょうかね。
2人の最強の超能力者の勝敗は果たしてどちらに軍配が上がったのか。色々と想像してしまうラストだと思いました(^o^)

独特であるが故に好き嫌いが分かれる作品だとは思うけど、名作と言われる所以が何となく分かる気がしました\(^o^)/



2015-40
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