mitakosama

喜劇 昨日の敵は今日も敵のmitakosamaのレビュー・感想・評価

喜劇 昨日の敵は今日も敵(1971年製作の映画)
2.9
コリャ酷ぇ。色んな意味でコリャダメだ。設定がヤバすぎる(笑)

ナベプロのマチャアキ・なべおさみの競演作。同時上映はだまされて貰います。

大学の軽音楽部(マチャアキ)と応援団(なべ)は常に対立し合っている。
軟派で軽薄なチャラいキャラクターはマチャアキにピッタリ。硬派な応援団のなべおさみは違うなぁ(笑)。
応援団が合宿に来ているホテルにたまたま軽音楽部がバイトに来てしまう。
それが箱根小涌園。全編この場所でのロケとなる。見事なタイアップぶり。

応援団がよその学校の女子空手部と揉めるが、なべおさみは一方的に殴られる側に回り、男を上げる。キャラじゃねぇ。

そんな中、お金持ちの紳士(平田昭彦)の集団が現れ、盛大にパーティを開く。大学の先輩だし知り紳士に心酔するなべ。紳士の娘にのぼせ上がるマチャアキ。

平田昭彦が怪演。公害問題を主張し、挙げ句の果てには日本国からの独立宣言。更にホテルに爆弾を配置する。
実は精神病院から脱走した誇大妄想患者だった。

ええええええ?!こんなの今じゃ絶対ダメな設定だろう(笑)もうね、劇中で「キチガイ」連呼ですよ。ウルトラスーパー放送禁止。

コメディとして今じゃ絶対出来ない毒っぷりと、平田昭彦が最大の見所。
mitakosama

mitakosama