ジャンベ奏者の青年との出会いが、妻に先立たれ心を閉ざしてしまった大学教授を変えていく…。
温かくて心に残る映画だった。ただ音楽をやりたいだけなのに、それも自由にすることが出来ない。移民問題をテーマにしていて、終盤のウォルターが移民センターの窓口で感情をぶちまけるシーンが印象に残った。そして、ラストシーン。映画史に残る名シーンといっても過言じゃないと思う。
ウォルターが優しい人すぎる!こんなにも人のことを思っていられる人なんて私の周りにはいない。ウォルターは自分を取り戻させてくれたタレクを本当に友達だと思っていたんだな。ウォルターの優しさでタレクの恋人のザイナブが心を開くのもよい。ぜひたくさんの人に観て欲しい映画。