もちお

男はつらいよ 葛飾立志篇のもちおのネタバレレビュー・内容・結末

男はつらいよ 葛飾立志篇(1975年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

 初鑑賞です。
 楽しかったです。
 印象に残る場面が多かったです。

①良かったところ
・順子さん
 順子さんのお母さんに寅さんが助けられたエピソードが沁みました。
 寅さんの語りが上手で、情景が頭に浮かんできました。
 その後に寅さんがお墓参りをし、生活を改めるまでの流れが自然でした。
 個人的には寅さんが順子さんと再会するシーンも観たかったです。
 ラストの旅で順子さんと再会してくれたらと思いました。

・学問をすること
 とらやさんでの話し合いが感慨深かったです。
 生きることについての会話として興味深かったです。

・交番の警察官
 『寅次郎夢枕』の岡倉先生と同じく、米倉斉加年さんが演じられていました。
 柴又の人たちを見守る姿が印象的でした。

・田所先生
 発掘現場でタバコを吸っているのを観た時、違和感を覚えました。
 貴重な品々に灰がかかっても良いのかなと。
 ただ、鑑賞を続けるうちに、そういったことは気にしない人なんだなと飲み込めました。
 また、恋についての寅さんの意見を聴いて素直に認めるところに、魅力を感じました。
 そして、礼子さんにフラれた後、最後まで寅さんに相手を秘密にするところが紳士でした。

・礼子さんの苦悩
 仕事か結婚かで悩む姿が印象的でした。
 熟考した上でプロポーズを断るところが素敵でした。
 真っ直ぐな人柄を感じました。

②まとめ
 いい映画でした。
 観て良かったです🙇
もちお

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