GAMAKO

ラジュー出世するのGAMAKOのレビュー・感想・評価

ラジュー出世する(1992年製作の映画)
3.6
特徴_________________

出世したい。俺はただ、出世したいんだ!映画
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ほわあぁぁぁぁインド映画ファンなら1度くらいタイトルを耳にしたとことある、
シャー様とジューヒー様の作品じゃないか!
の勢いで観るもんじゃなかった…
後半畳み掛けるようにラジューの運命が悪い方に進みだすという、
胸糞悪い展開が浮かれポンチな我々を待ち受けています。

前半ラジューが
「ぼかぁ優秀な建築家として一旗あげてやるんだぁ」と意気揚々ボンベイにやってきて、
口がうまくてやたらイケてるジェイに出会い、
町の生娘レヌに水ぶっかけられる辺りまでめちゃくちゃ楽しいんですけどね。

就活がうまくいかずイライラしていても、
穏やかなレヌと一緒に豆食べながら、
億万長者になる日の夢を語って、
車屋に入っちゃうシーンなんてピカイチ良い。

………じゃあもし本当に億万長者になったら。
そこにあったのはかつて夢にみた幻想とはまるで違う世界。
大切な友人を捨て、
知らない価値観に順応していくラジュー。
最悪なのは会社の信頼すら投げ捨てて、
出る杭打つ幹部側なんだけど…。でもやっぱり。

「ただお金があるだけで幸せ」だなんてとんだ妄想でした。
でも、いざ自分が莫大なお金を手にした時に今の価値観を保てる自信なんてないよ私には。
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