【我が人生最悪の時】
DVDで見返し観賞🎞
久しぶりにサブスクではなく、DVDでしかない作品を見返してみた。
映画の3部作の後、テレビドラマで一躍人気を博した【私立探偵マイクシリーズ】の原作映画。
横浜の黄金町の横浜日劇の2階に探偵事務所を構える私立探偵濱マイクが、事件に巻き込まれる様を描く無国籍風アクション。
当時この作品に出会って、林海象監督の世界観に引き込まれた。作品は探偵モノの流れを汲む全編モノクロ映像という趣向の昭和感香り漂う風情で、コメディとハードボイルドの間を行き交う濱マイク役の永瀬正敏のカッコ良さに酔いしれた。
テレビドラマが放送された時に見返して以来なので、約20年ぶり。
言わずとも出演者全員お若いし、演技の荒さが目立つけど、それ以上にカッコ良さが際立つ。
フィルムがブツっと切れる度になんとも言えないゾクゾクする感覚を味わい、林海象監督の古き良き日本映画へのオマージュが垣間見える。
日劇の看板が｢我等の生涯の最良の年｣とか、後半は「遥かな時代の階段を」と「罠」に変わっていたりして、随所にやたらと小ネタが利いている。
あと2作も見返し鑑賞します‼︎
