ノノ

長屋紳士録のノノのレビュー・感想・評価

長屋紳士録(1947年製作の映画)
4.3
じーんってなるやつだ。
幸平が本当にアホそうで何考えてるか分からない感じ、最後の別れの時もけろっとしていて可愛い。大きくなったらこの1週間のことも忘れてしまうんだろうなと思うと切ない気持ちになる。
写真館の場面で、シャッターがおりると共に上下が逆さまになった写真が挿入されるのがおもしろい。『戸田家の兄妹』も写真を撮ったそのすぐ後に父親が死んだり、小津作品の中で写真って別れの合図という感じがする。
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