長屋紳士録の作品情報・感想・評価・動画配信

『長屋紳士録』に投稿された感想・評価

4.0

長屋で暮らしている人々の物語。

ある日長屋の住人の1人が男の子を連れてやって来て、引き取ってくれないかとおたねに強引に押し付けていく。

おたねは愚痴をこぼしながらも坊やと生活を共にし、徐々に打ち…

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ばあさんに惚れた、、
いいこと言ってるからとりあえず現代人は観よう
Evans
3.7

「移った人情」

捨てられた子どもと引き取った女性との交流を描いた作品

なすりつけ合う長屋の住民たち、それを黙って見ている子ども、嫌々ながら預かる女性という構図で、長屋の人々が無責任に見える分、女…

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PomPom
5.0

貧乏長屋で荒物屋を営む独り身のおばちゃん。ある日、親と逸れた坊やを引き取ることになる。最初は嫌々ながらも面倒をみるが...

怒りっぽくて少し卑屈なおばちゃんが主人公というのが面白い。
けれど物語が…

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中盤まではあまり関係のない人物同士の会話などもそこそこあり、退屈な感じだったけど、終盤から引き込まれていった。

まあ、おたねが子供可愛くなるのは急な感じもしたけれども、ともに過ごした一週間でいろい…

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戦争で親を失った子供に対する大人の態度がなかなかシビアで、終戦直後の余裕のない時代はこんなだったのかなあという気持ち。
最初は疎ましい存在だった孤児の幸平に愛情を持ち、自分の子として受け入れようと決…

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捨て子を育てることになった老婆。最初は子供を嫌っていたが、徐々に自分の中に芽生えた母性を感じるようになる。

親と子、あるいは保護者と子と言うべきか。その関係を小津が真正面から描く。演出もフィックス…

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田中
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昭和22年、終戦風景と戦争に振り回された長屋住民が拾ってきた子供を犬猫のように押し付け合い、海に置き去りにしようとする。戦争がなければ平和に暮らしていたであろう人々。笠智衆はどの映画も笠智衆。
kei
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初めて小津を観た。シンプルな美学?戦後の景色がすごいなとも。
今まで観てきた小津安二郎作品の中では、とても可愛らしくて笑える作品。

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