皿鉢小鉢てんりしんり

花嫁の父の皿鉢小鉢てんりしんりのレビュー・感想・評価

花嫁の父(1950年製作の映画)
3.8
面白い。儀式が執り行われる過程というものは、段取りが緻密になればなるほど面白い。
大量に作ったマティーニを誰も飲まずに、あらゆるカクテルを作らされ続け、俺は薬剤師かとぼやくスペンサー・トレイシーが良かった。
こんな映画だが、悪夢シーンは異様な凄みがあり、大理石の床が歩くたびにぐにゃぐにゃと歪む、というまさかの『パプリカ』の元ネタだった。今敏恐るべし……