皿鉢小鉢てんりしんり

ヒックとドラゴン2の皿鉢小鉢てんりしんりのレビュー・感想・評価

ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)
3.6
ロジャーディーキンスが関わってるのクレジットで知ってびっくりしました……
ヒロインの娘に挨拶みたいなノリでキスしたりされたりしているのがさりげなく描かれており、それがとんでもなくエロい。
絶対に口喧嘩を見せられるんだろうな、と散々煽っておいて、からのいざ再会する父母がお互いを心の底から愛していることがわかる、という展開、“泣かせ”の常套手段が非常によく機能していて良い。観客の予想は裏切れってことです。
ただ全体的には脚本の構成、そんなに上手くいってない気がする。
ドラゴっていうやばい奴がいる→会って話をする、という運びだったのが、途中で母親と会って焦点がぶれ始める。ヒロインチームの方がドラゴと会いにいくのだけど、この辺りでだいぶモチベーションが二分されてしまうし、あのドラゴンハンターやってた新キャラがすごく中途半端な処理で、後から無理やり見せ場つけてあげた感じが否めない。
あと結局戦いで決着付けるだけの話になっちゃうのもどうかと…別にそれなら最初っから平和を模索しようなんて言わなきゃ良いのだが。やっぱり話通じないやつは通じないし、そういうやつが来たら今度もうちのドラゴンでぶっ潰すぜ!、が物語の結論になってしまうのだが、ちょっとあまりにも自己に無批判すぎる。