mikoyan358

わが命つきるとものmikoyan358のレビュー・感想・評価

わが命つきるとも(1966年製作の映画)
2.5
2009/3/2鑑賞(鑑賞メーターより転載)
世界史の勉強の中で何度も出てきたトマス・モア。理想郷ユートピアを唱えた程度しか記憶にはなく、国王の横暴に反抗し疎まれという実際の過程は完全に忘却の彼方。話は、信念を貫く過程において根拠となっている「神への忠誠」といった概念に実感がなく、また家族を置き去りにしたりしていて今ひとつ共感が沸かない。あと、序盤は中世の荘厳な雰囲気で興味をぐっとそそられたのだが、その後が淡々とし過ぎていて若干退屈したことも確か。そんな中で、最初にさりげなく出てくるオーソン・ウェルズの化けっぷりには驚かされた。
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