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二百三高地のtakatoのレビュー・感想・評価

二百三高地(1980年製作の映画)
3.0
日露戦争については、本を読んだりして多少知識があったので期待したけど、かえって粗が目立つ感じに…。3時間以上という馬鹿げた時間なのだから「赤ひげ」くらい面白ければむしろ大満足だけど、正直申し上げて稚拙と陳腐の連続のような物語ではどう頑張っても物足りない。旅順という場所の運命的、戦略的な意味。奇妙人である乃木、面白い将軍児玉、敵側の将星たち、海軍側や他の陸軍の焦燥ぶり、日本が初めて体験した近代要塞戦という地獄。これらの面白そうな要素の全てがサラッと触れられる程度では話にならぬ。
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