GaPTooth

二百三高地のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

二百三高地(1980年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

面白れぇー💨良くできたドラマだこと💨
8割方史実に基づくフィクション💨

この映画が作られた頃は、歴史の事実は秘されていたから仕方ないけどね。
今は、乃木希典さんについても全部事実が明らかにされているから。
知らないで観たら超大作映画だと思っちゃうのも仕方ないね(-ω-;)

事実はこう。

203高地。
目的は旅順港の敵艦隊の撃滅だったから、203高地だけを陥落すれば良いものを、乃木さんが旅順要塞陥落にこだわって、第三次総攻撃までやっちゃったせいで二万人にも及ぶ兵隊さんたちが無駄に死んじゃった。

で、ついに乃木さんが203高地のみ攻撃すると決断したのが11月27日で、児玉さんが旅順にやって来たのが12月1日、そして12月5日にやっとこさ203高地占領できて、12月28日に旅順が陥落したってのが史実。

ところが、10月18日の時点ですでに旅順港の敵艦隊は海軍陸戦重砲隊の大砲によって壊滅されていたというトホホ。
つまり二万人もの犠牲は無駄だったってこと。
なにやってんの?!乃木希典さん?!

バルチック艦隊の撃滅もロシア国内の事情ゆえっていう側面があったからね。似たり寄ったりのトホホ。

...と言う歴史の事実を完璧に無視している作品だけども、戦争が悲惨で残酷で無益なものだということが伝わってくるという意味では良くできたドラマだったということにしておこう。
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