キャッスルグレンギャリ

深夜の告白のキャッスルグレンギャリのレビュー・感想・評価

深夜の告白(1944年製作の映画)
4.0
U-Nextで鑑賞。2度目の鑑賞。はじめて観たのはいつだったか、まだバーバラ・スタンウィックが名女優であることを知らない頃でした。(フレッド・マクマレーはディズニー作品にも出ていたので知っていました。)
最初は男が惚れた夫に虐げられているという人妻のために、保険金殺人を企て的確な指示を与えて「男らしさ」を発揮したのでした。ところが首尾よく実行したものの男はバレるのではと怯え、人妻はまったく動じず、そのあたりから立場は逆転、やがて人妻の本性が明らかになっていく。結局女に利用されていたことが分かり男は一人追い詰められていく。殺人そのものはなんの綻びもないのに、勝手に堕ちていくストーリーが見事でした。ちょっとした綻びをきっかけで二人の関係がおかしくなるなんていうのは素人が考えそうなストーリーですね。