アランスミシー

東京流れ者のアランスミシーのレビュー・感想・評価

東京流れ者(1966年製作の映画)
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サイレント映画引き継いでる感じの演出とテンポの悪い間合いが苦手

東北のシーンといい、佐世保のシーンといい、親分の裏切りといい、急展開が過ぎてついてけない、そこちゃんとやってくれれば感動できる脚本なのに
まぁそこも含めて鈴木清順らしさといえばらしさだけども…


金のために人間関係の拘り、いわゆる義理人情を捨ててしまった社会に渡哲也扮する賢者が喝を入れる。
金の奴隷という味方をすれば分散志向(無指向的)である事が分かりやすい。
無情・薄情・淡白・ドライ・気まぐれ・個人主義・浮気・売国奴

冒険志向→安全志向