ちろる

バルカン超特急のちろるのレビュー・感想・評価

バルカン超特急(1938年製作の映画)
3.8
生きるか死ぬかのラブロマンスとあっさりした終わり方。
内容は違うのに「シャレード」を思い出しました。

前半のホテルパートである程度の群像劇を見せて、バルカン超特急に乗った時からアイリス、老女フロイ、そしてギルバートを中心とした人間関係が集中的に描かれてからは物語には一気に引き込まれていく。
ヒッチコックの作品の中でも古い方なので映像は荒く見にくいけれど、緊張感のあるシーンとアイリスとギルバートのコミカルな会話もはさみつつ全然オチが見えなくて、思った以上に大事になってしまっていて、ラストの方で事件の理由知ってもなんか色々納得行かなかい引っかかる部分があったのだけど、事件に巻き込まれた等の本人たちが割とあっさりとしていて、えっ?これやっぱドタバタコメディなんですかね?と思い直すことに。

ジョディ フォスター主演のの「フライトプラン」はここから着想を得たのかな。
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