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二十歳の死のsunflowerのレビュー・感想・評価

二十歳の死(1991年製作の映画)
3.7
「あの頃エッフェル塔で」のアルノー・デプレシャン監督が30年前に発表し、一躍注目を集めたデビュー作。

いかにもフランス映画らしい。

というか、アルノー・デプレシャン監督が本作によって現代フランス映画の流れを生んだというのだから、これがフランス映画っぽいと感じるのは当然ですね。

一人の青年が自殺未遂を犯して死ぬか生きるかの瀬戸際にいるというのに、親戚一同、彼のことを本気で心配しているような素振りが見えない。。
皆、結局は自分の心配で精一杯なのでしょう。
パスカル一人が、本当に彼の魂に寄り添っていたように思います。体調を崩す程に。

人間の冷静さ、冷淡さを淡々と見せつけられました。
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