ガク

夏の嵐のガクのネタバレレビュー・内容・結末

夏の嵐(1954年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーン、将校の白い軍服も、公爵夫人が纏う黒いドレスも闇に消えていく、虚無感…。
将校はただの不倫クソ野郎という訳では無い。亡くなりゆく祖国を目の前にアイデンティティの喪失に悩み、今・この自分のみを生きようとしていた所に、自分に異常な愛を注ぐ金持ちな公爵夫人と出会ってしまう。リヴィアは何も無い男の潔さに惚れたのだと思う。初まりから切ない恋だった。
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