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未来惑星ザルドスのIdeonのレビュー・感想・評価

未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)
3.5
遥か未来の地球はボルティックスに住む不死の人々、外部に住む獣人、獣人を殺戮するエクスタミネターに分かれていた。エクスタミネターのゼッドはある日ボルティックスに紛れ込んでしまった。研究材料として生かされることになったが、その存在が不死の人々に影響し始める…というお話。
ほぼ全編、ショーン・コネリーが赤パン一丁で走り回る怪作だが、現代社会の問題を言い当てている点も少なくない。不老長寿の人々、無気力人間、生殖能力の低下など、人類の行く末を極端な形で表現しているが、決して的外れではない。ただ、60年代の作品ということもあり、セットがあまりにもチープなので、それが気になってストーリーがすんなり入ってこないのが難点だ。ザルドスの正体が有名なファンタジーの名作だというのが面白い。
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