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或る夜の出来事のimaponのレビュー・感想・評価

或る夜の出来事(1934年製作の映画)
4.5
新聞記者と富豪令嬢。
ローマの休日も名作だけどこっちの方がもっと好きかも。
名シーンが次々・・・
ロードムービーとして夜行バスの中のやり取りだけでも最高。
運転手まで歌い出す「空中ブランコの歌」が楽しい。
バスを降りてからも川渡り、野宿、ヒッチハイクと徐々に接近していく二人。
ジェリコの壁を越えてお互いの気持ちに気付いてから、さらに感情のすれ違い。どこまでも続く長さにエンディングを迎えて欲しいやら欲しくないやらでのおもちゃのトランペットで陥落。お見事!

これだけの内容で100分強?珍しくいい意味でもっと長く感じた満腹満腹。
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