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悪魔の発明のarchのレビュー・感想・評価

悪魔の発明(1957年製作の映画)
4.3
映画における作為性からもたらさせる快楽がありえない量摂取できる。
アイデアに対する敬意や現代からの郷愁の眼差し、様々な感情を絡めとるように、唯一無二でありながら、映画の自由度を獲得していった元祖としての貫禄すら感じさせるSFXの数々。同時期にあたるジャック・タチや現代映画作家のウェス・アンダーソンに通ずる作為性とオフビートなユーモアが癖になる。(『ライフアクアティック』が本作を参照してないなんてことはありえない)

物語はそれこそ、古典的な冒険譚ではあるが、つまらなくない普遍性がある。
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