このレビューはネタバレを含みます
そんなにいい人生じゃない気がするのでいつかドッキリ大成功といわれたいですね
これは古い名作映画にありがちですが当時衝撃的であったり高評価だったものが必ずしも現代でも同じ評価とは限りません
それでも私が今この映画を評価するのは、趣味の多様化が顕著な今こそ、本映画のオチが考えさせられるものだと思っているからです
本映画の最後では人生を丸ごと見世物にされた男が自力でその運命に終止符を打ち、その様子も世界に中継されていました
その中継を見ていたサボり警備員は涙するわけでも歓喜するわけでもなく、次のチャンネルに切り替えます
旬のスポーツや選挙、流行りの作品に著名人の自殺
趣味でもそうだと思いますが、一つのコンテンツを祭りあげてすぐ次という流れが明確に見えるようになってきました
有名人の自殺は起きるたびに話題になりますが世の中何か良くなってますか?
そんな時代だからこそ刺さるオチだと思います
そんな私も所詮愚かな民衆の1人