こころとからだ

トゥルーマン・ショーのこころとからだのレビュー・感想・評価

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
4.0
有名だけど見たことなかった作品、ついに見た。コメディかと思いきや、サスペンスともいえる。設定が壮大すぎて、このスケールは見たことなく、今見ても新鮮である。

リアリティショーは今に始まったものではなく、昔から人々の関心の高いものだったのだと知る。日本のバラエティでも電波少年や黄金伝説など24時間常にカメラを回すという企画はあったが、その最高峰ともいえる。

芝居なのに、夫婦のベッドシーンはOKなのか、また友情や親子間、どこまでが本当であり、芝居なのだろうか。

ラストシーンは名シーンっぽくてカッコよかった。今はなかなか、あんなカチッと決めたシーンはない分、新鮮に写る。

いまもライバーやアイドル、YouTuberなど、連続配信をしている人はいるだろうが、やはりこのリアルさは出せない。

盗撮、盗聴のように、相手に知られずに他人の全てを覗き見ることに、なぜだか人は興味があり、そこでしか得られない快感のようなものがあるのかもしれない。