休日の午後、あまり天気のぱっとしない日に見ると、なんだか明るい気分になるミュージカル映画です。もはやスターではなくなって落ちぶれてきたトニーと、バレリーナでミュージカル劇は新人のガブリエル、そして舞台に関わる様々な人達とのドタバタ劇を描きながら、最後はきっちり「ザッツ・エンターテイメント」の合唱でぐっと引き締めて終わる、いいミュージカル映画でした。
トニー役のフレッド・アステアは実際にこのころはトニー役と似たようなシチュエーションだったようで、当時この映画を観た人はそのかぶり具合を楽しんだのかもしれません。シド・チャリシーは銀幕上ですごく輝いていましたねぇ。美しかったです。
この二人のダンスはやっぱり秀逸でした。ややドタバタ気味の内容ではありましたが、気軽に観れるミュージカル映画の元祖。あなたも気分転換にいかがでしょうか。
