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殺人ゲームへの招待のmoryのレビュー・感想・評価

殺人ゲームへの招待(1985年製作の映画)
3.0
ボードゲームを原作としたクローズドサークルのてんやわんやの連続殺人ミステリーコメディ(?)。

好きなやつでした!自分はボドゲ好きなのですがCLUEはまだ遊んだことが無いので俄然遊びたくなりました。本格ミステリーと思っていたのですがそうではなくて途中少しがっかりしたのですが、最終的には濃ゆいキャラクターのコメディ部分を楽しめました。映画より演劇として観たい感じかもしれません。舞台で繰り広げられるおおわらわ、楽しそうです。

冒頭に出演者の情報が紹介されますが、クリストファー・ロイドの名前があってヒャワワワー!!!となり、一時停止して急いで調べたらBTTFと同年の出演作品だったんですねー!

あと、本作でめちゃくちゃ好きになった役を演じていらしたティム・カリーがロッキー・ホラー・ショーのフランクン・フルター博士と知りましたが、えっ、銀幕デビューが博士だったのですか???とびっくりしました。

以下、ネタバレせず、本作が気になっている方向けに概観を説明するつもりですが、念のためネタバレクッション置いておきます。

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ワンクッション

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・確実に本格ミステリーでは無いです。謎解きパート前に視聴者に全ての情報が与えられている訳ではないため、雰囲気を楽しむ作品です。

・本作再生時点で分かるのでネタバレにならないと思いますが、なんと3つのエンディングが存在します。分岐するわけではなく、謎解きパートの時点でこの3つのエンディングの可能性が残されています。

本作観ていたら犯人を限定したシナリオを書く方が難しい気がしてしまいました。たった一つの真実見抜かせてくださるシナリオを書いてくださる作家様に感謝…!でも本作の実験的に(?)意表をつく展開も面白かったです。

謎解きパートから複数エンディングで思い出しましたが、映画作品で無くて恐縮なのですが、クロス探偵物語というゲームがありまして、複数シナリオからなる作品なのですが、ある作品の謎解きパートが分岐するのにエンディングは1つなんですよ…。個人的にはとてつもなく素晴らしいシナリオだと思っているのですが、現行機種への移植が無くてとても残念に思っている作品です…。
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