やさしい女のアニマル泉のレビュー・感想・評価

20150419新宿武蔵野館
強烈なブレッソン節！冒頭からの数カットのモンタージュが素晴らしい！それにしても特異な作家だと思う。全てを見せない切り取り感、足と手へのフェテシズム、会話を排した緊迫する視線劇。ゴダールへの影響はあらためて感じるが、類を見ない孤高の作家です。ブレッソンの前にブレッソンなし、ブレッソンの後にブレッソンなし。ドミニク・サンダのラストのクローズアップが美しい。文字通りのトップカットとラストカットがまさにブレッソン。