やさしい女の作品情報・感想・評価

やさしい女1969年製作の映画)

UNE FEMME DOUCE

上映日:1986年03月29日

製作国:

上映時間:89分

3.9

『やさしい女』に投稿された感想・評価

男「幸せにするよ」
女「すべてが無理」(0h10m16s~0h10m21s)

ブレッソンがドストエフスキーの中編小説を翻案した初カラー作品。
パラノイアにも思える男の過剰な語りを徹底的にそぎ落と…

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ショールが空を舞う冒頭の鮮烈なワンシーンのあとはひたすら回想。
白夜を観た時には知らなかったけれど、ブレッソンは職業俳優を使わないとのこと。
またブレッソンにとって初のカラー作品とのことだけれど、色…

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希望
-
ナラティブ、投身によって死してもなお美しい女の姿は男の幻想か
終盤レコードに完全対応した人体の動きはブレッソンの徹底的なリズムへの姿勢が見て取れてぶるった

生物学的に同じで配列が違うだけなのに、こんなにもすれ違い、分かり合えず、取り返しがつかない。この手の面影や幻影を追いかけ続ける映画、大好きだ。ドライヤー『奇跡』を見たばかりだけど、こちらは何一つ取り…

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ヤバッ。なんでこんなおもろいのか説明できない奇妙さ。鏡まで女の笑顔をスクリーンに映さない。視線の投げかけ、手のエモーション、様々に形を変える柵、たなびくスローモーション
4.0

ロベール・ブレッソン監督作。

19世紀ロシアの文豪:フョードル・ドストエフスキーの同名中編小説をフランスの名匠:ロベール・ブレッソンが物語の舞台をロシアから現代のパリに移して翻案映画化した長編第9…

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盆栽
3.5

沈黙と無関心が生んだ愛の崩壊


 ドストエフスキーの短編小説を原作に、ブレッソン独自のストイックで冷ややかな美学を通して「なぜ彼女は死んだのか?」を追いかける心理劇。

 冒頭、若い女性がアパート…

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4.0

やっと観れて嬉しい。天秤にかけられる十字架と紙幣のファーストコンタクトで描かれる原罪意識は『ラルジャン』でより暴力的に反芻される(彼女が受け取り拒否するのは象徴的)。

しかし一人称の回想で始まり、…

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4.6
うんうん、つまりそういうことだよね、という映画なんだが、とても素晴らしいんだが、ドパミン中毒なのか、わからんが、集中力が持たなかったが、素晴らしかった
ぐったりなるな
女の死ぬ映画
天国的、の意味合い
mr
5.0

時々自由と死について考えを巡らせるが、一つの答えを提示してくる本作、、傑作!全てのしがらみを捨てて、死の一瞬の恐怖と痛みを乗り越えて、永遠の自由の元に行こう。自分が死んだ後に悲しむ人のことを想像しな…

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