takato

グッドナイト&グッドラックのtakatoのレビュー・感想・評価

4.3
静かで渋い男の熱い想い。吹き替え版で視聴したのだが、改めて声優さんの力を感じることができた。主役のマローの小林清志の冷静で理性的でありながら信念をもった男のボイスが素晴らしい。内容としては、「ミルク」と同じくアメリカの善意と悪意の戦いがテーマといっていいだろう。赤狩りの時代、共産主義に対する恐怖によって理性を失った人々がかえって共産主義的な思想統制を行う中で、真の意味で勇気ある自由の重要性を説く人々を描く。金言も盛りだくさん「この部屋ですら恐怖に満ちている」、「テレビはツール過ぎないのですから」などなど。
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