全どロ

リアリズムの宿の全どロのネタバレレビュー・内容・結末

リアリズムの宿(2003年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

トラブルからはじまる気まずさ全開の旅路。結局、思い返したときに笑えるのは旅先でのしくじりだよね。

美味しかった名物より、椀の浮いた味噌汁。ぼったくられた魚、盗み飲みされたボトル。屋根がないだけの露天風呂。…笑った。

異邦人を聴いてここまで笑ったのも初めて。

ケチャップまみれの顔面見たときのリアクション…レビュー書いてる時点でちょっと観たくなってきてる。

他人の団欒のすみにたたずむ気まずさが、これでもかと溢れている。

この作品観た人と喋ったら、あたかも一緒に旅したかのように盛り上がれるんじゃないかと思う。

しっかしあの風呂、汚かったな!!と。

「家出娘」に曇天と縦書きの似合うこと似合うこと。
全どロ

全どロ