MountainDew

オテサーネク 妄想の子供のMountainDewのレビュー・感想・評価

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)
3.7
チェコの巨匠ヤン・シュヴァンクマイエルこの監督作は初めてでしかもチェコ映画なんて観たこともなくドキドキ。
おとぎばわしのような寓話感もありながら
前衛的なショットや不快感満載のアップや食事シーン、効果音が印象的な作風で
なかでもアニメーションをつかったおどろおどろしいヴィジュアルは見事でした。
ティムバートンとかテリーギリアムとか好きな人は好きなのかな?また毛色が違う気がするけど近い気もする。
ダークでブラックな内容もよくてちょっと
途中で小休憩を挟んでしまった。特にグロテスクや悍ましく陰惨なシーンはないのに
どんどんと状況が悪化していって
主人公夫婦しかそれを知らないし周りに教えられない閉鎖的な空気感が伝わってきてしまったのかも。
子宝に恵まれない夫婦がこうなって気が狂ってしまうのもまぁわからなくないけど
本来のメッセージはそれよりも他人に無関心な人間達を描いているようにも感じる。
とにかく画にパワーがあって良かったです
U-NEXTはあと2作品ヤン・シュヴァンクマイエル監督作があるので期待!
そんな映画
MountainDew

MountainDew