らんら

オテサーネク 妄想の子供のらんらのレビュー・感想・評価

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)
2.8
ははは…
前半の前半、"オテサーネクくん"が本当に出てくるまでは引き込まれた
あらすじとして聞いてた範囲がここまでだったから、これこれ!って感じでゾクゾク観ていた
リアルヒューマンの怖さや、でも分からなくもない・切ない、その感覚が良いよね

旦那さんの横顔がきれいだったな。DV感やばいと見せかけて、妻の挙動に対して瞬時に頭が回る理論派だし
奥さんも可哀想だけど可愛い、髪が長いのも短いのも素敵だった。

オテサーネクくんが観客に検知されて以降は、完全にファンタジーの不思議(不快)映像集になっていくので
私は求めてなかったから だらだら観てしまったけど
コンセプトが絵本仕立てだから、動き出してからが本番だったんだなあ
(出てくる絵本はなんと実際に発売されている、本作の監督のパートナーが出しているとのこと)

それはそれとして
なんで??いやいや?みたいなツッコミどころが多くなっていく点が引っ掛かって、うーん

長すぎるとは聞いていたけど長すぎたし
色んなストーリーが段階的に入っていて一つ一つ全部見せてくるから、飽きてくるのは確か
各チャプター独立しているのに立て続けに観せられたというか

ぞくぞくする、やたらイヤ〜な気分になりたい時に良いね
らんら

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