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安珍と清姫のmajiziのレビュー・感想・評価

安珍と清姫(1960年製作の映画)
3.0
『安珍と清姫伝説』の映画化。

気が強くて傲慢な清姫(若尾文子)が、美しい僧侶の安珍(市川雷蔵)をずっとストーカーする物語。

私になびかないとは気に入らない!と、清姫は当初そんな気持ちで安珍を誘惑するが、結局は本気で好きになってしまう。

生真面目な安珍の台詞は、ほぼ
「いけませぬ清姫さま!」

清姫の台詞は、ほぼ
「あんちんさまー!」

だいたいこれ。

ロケ地もセットも衣装も力が入ってそうなのに、ずっとそんな調子で終盤の展開をもっと膨らませたら良かったのにな、という感じでした。

そりゃこの内容では、雷蔵様の演技に熱が入り、文子様がポロリとしてしまった場面ばかりが注目されてしまいます!
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