モノクロ、しかも地味に田舎の田植え風景…?と思ったら、とんでもない迫力をビシビシと感じる。画面から伝わってくるパワーが凄い作品だった。
有名作品だし、1度目にしたら確実に脳内にインプットされるタイトル『にがい米』。なかなか、なるほど…
田舎の田園風景の中で育った身とすれば、米の扱いには些か疑問と若干の怒りを感じつつ、それ以上に作品としての完成度は素晴らしかった。
今作でもシルヴァーナ・マンガーノの顔面力が引くほど。更に今作では若さが放つ生命力までも感じるものだから圧倒されまくり。とりわけ超セクシーなダイナマイトボディをもっての激しいダンスシーンには釘付けだった。
また、ぐ~んと表情のアップから人物配置から、素人目に見ても緻密さは一目瞭然。
女同士、或いは三角関係の駆け引きとか、雨のシーンや激流のシーンが落ち着かない気持ちを更に煽って来るから、終始ゾクゾクしっぱなしだった。
そしてそしてラストは…
ノワール作品として完璧なオチじゃないかな。