SAtone52484

食べて、祈って、恋をしてのSAtone52484のレビュー・感想・評価

食べて、祈って、恋をして(2010年製作の映画)
4.3
今の生活に言葉にできないもどかしさを感じている…そんな時に観るべき映画。



私、この映画、2017年(5年前)にも観ているのですが、その時は何も感じませんでした。笑
「人生うまくいかない女性が、旅に出て、自分探し?そんなん、お金と時間に余裕があるからできるんでしょ?」って感じで、全く響かず。
当時、仕事が忙しく(今思えば充実していた)、日々、それなりに色々な出会い・経験があったので、そういう時って、この手の映画、向いてない!


再鑑賞をした今の私は、仕事に関する考え方や、ライフスタイルでも少し悩むことが増え、この作品の主人公・エリザベスのたどる道、それぞれの場所で出会う人、その言葉がストレートに心に沁みます。
イタリア、インド、バリでの出会い、そこで見たこと、感じたことが、エリザベスの心を解放していく…そして観ているこちらの心も解放されていきます。

心の「調和」を求めて、非日常に飛び込んで、徐々に「調和」を得られるようになるけれど、「調和」≠ 変化を受け入れない、なんだよね。
そんなことがエンディングで提示されています。
変化の中で、どうやって「調和」をしていくのか… これは誰の人生にとってもチャレンジングな要素で、非常に普遍的なテーマだと感じました。

心が臆病になっている時に、ちょっと背中を押してくれる、そんなストーリー。
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