本日11月15日はフランスの名優ジャン・ギャバンのちょうど没後40周年。
ジャック・ベッケル監督の代表作であり、フレンチ・フィルムノワールの傑作でもある本作はコッポラ監督の歴史的名作「ゴッドファーザー Part1」にも多大な影響を与え、
ニーノ・ロータが手掛けた「ゴッドファーザー愛のテーマ」のメロディーにも本作のテーマ曲「グリスビーのブルース」に向けたオマージュが捧げられています。
ジャン・ギャバンの一挙一動に落ち着きと凄みが現れ、そのダンディズムに終始惚れっぱなしの96分間。
スーツの着方、ライフスタイル、酒、煙草、女、車、金、平手打ち、仲間思い、パジャマ、銃などなど、それぞれに対するたしなみに遺憾無く気品を漂わせます。
これぞ男の憧れる姿であり、本作こそ男のバイブルそのものであります。
まじで年をとってもこのギャバンみたいな渋いオッサンを目指したいね。
間違ってもいい年こいてキャバクラでヘラヘラしてるようなオッサンにはなりたくないね。
裏稼業を生業としてきたジャン・ギャバンと相棒に突如、反対勢力リノ・ヴァンチュラの影が忍び寄る。
彼はこのピンチを乗り越え、相棒と獲物を守り抜くことができるのか。
ちなみに若かりし頃のジャンヌ・モローも黒髪ビッチ役で出演。
「男ないしは漢」の美学・哲学・心意気・品性・色気・気高さetcを完璧に切り取った傑作です。
