Lio

何が彼女をそうさせたかのLioのネタバレレビュー・内容・結末

何が彼女をそうさせたか(1930年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

1930年の日本はどんな感じなんだろうと、建物やファッション見たさに視聴。

すみ子が辛気臭すぎて、境遇に同情するが
これだけ散々な目に遭ってきたんだから
いい加減要領よくなれよと思った。
親戚とサーカスはまだしも、女中時代は全く共感も同情もできない。
もしその後から、使われるのは嫌だ!と手に職つけて自立するなら前言を撤回するが、何ひとつ変わらずまた受身の他力本願の日々。
最後は身投げという迷惑で不確実な自殺方法で救助人の命を危険にさらし、生き延びたのにまたもや身の丈以上のプライドを守るため放火して、再び無関係の人間の命を危険にさらす。

他人に人生の舵を渡すのなら忠犬に徹し
それが嫌なら自分で舵をとりなさい。
己の不運を他者のせいにすることで思考も責任も放棄する悲劇のヒロイン病の末路はこうですよ、というシミュレーション映画。
時代の価値で星3
Lio

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