二瓶ちゃん

何が彼女をそうさせたかの二瓶ちゃんのレビュー・感想・評価

何が彼女をそうさせたか(1930年製作の映画)
3.5
高校の先輩に教えられて鑑賞。

サンポード。

【繰り返す悲劇】

この映画のレビューを観る人が知り得ないかもしれないことを連ねるようで恐縮ですが、現代でいうところのおぱうさかもしれない。ま、それよりも女性に力なき時代の話である。

なぜ、この作品がAmazonプライム無料になっているのか不明ですが、「オーケストラ」版を鑑賞。

途中まではずっとすみ子が悲劇です。

新ちゃんと再会して、それでも希望は長く続かず。

もっと性暴力的なものが残酷に描かれた作品と予想したが、家畜のように、散々労働力として奴隷の如く使われ続けていたんだなという印象。

多分最後の怒涛の字幕のシーンがあれば、もう少しスッキリとはしたのかもしれないけど、なんせ映像がなかったのでもやーッとしてしまった、ということでこの評価。

でも、1世紀ほど前の日本映画がロシアから見つかったおかげで、こうして見れることは本当に感謝だと思う。