ドニー・イェン・・・。ローグ・ワンでの活躍にてイップ・マン継承が公開される前に今作シリーズを観ておきたいと思いながらも時間経過し、何とか本日序章を鑑賞でございます。
アクションは間違いないだろうといいますか、それ重視なのか気になりましたが、ストーリーも十分観入る事の出来る内容でございました。
常に静であって誇り高く強きイップ・マン。詠春拳を強者のものだけにせず老若男女問わず全ての者の拳法と語り、詠春拳を己の利益の為に使う事は決して致しません。それは今作でも語りが伏線となり後に回収してくれています。日中の戦時中シーンでも決して詠春拳に奢らず、戦争で貧しい生活を余儀なくされても揺るがない思い。真面目に働くことで手に入れるお芋さんを大事に家族の為に持ち帰る真摯な彼の姿は自然と涙が流れます。そんな強くて心優しいイップ・マン演じたドニー・イェン。たま～に段田安則さんを覗かせますが兎に角カッコよかったです。
日中戦争時が描かれているので、日本人としては心痛むところもありましたが、祖国がどうあれ実在した一人の人間の素晴らしさが描かれた今作を観て、葉問、継承の鑑賞をしっかりと心に決めた次第でございます。因みにイップ・マンという人に感動しながらドニー・イェンのアクションと演技が素晴らしかったので、誕生と最終章は恐らく観ないと思いますｗ 最終章はちょっと気になりますけど・・・。
