このレビューはネタバレを含みます
ドニーイップマン誠実な拳
2011年9月24日 11時00分レビュー。
2008年、香港作品。アクション監督サモハンキンポー。監督ウィルソンイップ。
東京で隠れ大ヒット、手探りで「イップマン葉用」を先に公開後、本作を公開。
イップマンの激賞コメント、サモハンキンポーとドニーイェンの共演。
そして一番大事なとこ、
イップマンは、
世界のカンフースターブルースリーのおっしょうさんであること。実際ブルースリーは、いくつもの道場をかいくぐり、一番長くしたった方がイップマンだったようです。
順番どうり「イップマン序章」より鑑賞。
DVDジャケット、ドニーイェンが拳を振り下ろし、その手がドッアップ気味になってる写真がカッコ良いです。
イヤーこれ劇場でみたかなったなぁ。見ながら涙が数滴落ちる。
それは、ドニーイェンの
イップマンのなりきりに猛烈に感動したんです!
イップマンは、大層品があり、家族ラブ満載。洗練された、品格からの拳、純潔な自国ポリシー、道場ポリシー、拳流儀。
心技一体の素晴らしい動き
詠春拳の動き
素早い連続パンチ。
ドニーイェンが本来大好きな、派手な怪鳥音も勿論無し。
静かな闘志をむき出しに、道場に、歴史に拳がふられます。
物語は、日本支配下の中国。道場ばかりの地区の中にイップマンこと詠春拳の師匠がいます。無類の強さと礼節をそなえたるイップマンに、敵と歴史が襲いかかる。
脇役にオール巨人師匠に似ているサイモンヤム。
イップマンの奥さん役に演技経験少ないが、きつく愛ふかいリンホン。元モーニング娘の石黒さんに似ています。
そして日本から久々に見た池内君が日本のボスに扮します。
ぶっちゃけ池内君。私が高校の頃ファッション誌のモデルでよく見つめていた方なんで、そんなイケメンが
ドニーイェンに勝てる訳ない、
という揺らぎない価値観をよそに、ラスト頑張っております。
イップマンの小道具を使った拳
連続パンチ、蹴り、受け
サモハンキンポー指導のもと
早送り、スローも少なめでガチガチ拳法が魅せてくれます。
これが本当に魅力的であります!これに涙があふれてきましたね。
ジェットリーの「スピリット」も似ている感じに見えますが、
ドニーイェンが詠春拳を早熟にマスターした素晴らしい動きに激しく感動いたしました。
新しいカンフー映画であり、何よりドニーイェンの
ブルースリー愛に感動しましたね!
実在の忠実に基づき誠実にアプローチ
「燃えよドラゴン」でブルースリーと冒頭戦ったサモハンキンポーもドニーイェンの拳を大絶賛!
ドニーイェン自身、本作の為に役作り掛け持ちなしの力演!
彼の誠実なイップマンの生き方、拳使いに度々涙が流れ、
こんな方にブルースリーは、拳法を習っていたんだーと
感慨深く思いにふけってしまいます。
あと警察官役の方も素晴らしい演技でしたね、生活の為なんです、日本語も(涙)
さてイップマンが魅せるドニーイェンの誠実イップマン
ドニーイップマン正統な拳をぜひ、ごらんください。
カンフー映画ファンは、マスト必見です!
まじで力こめてお勧めします、みてっ!