前作で起こした騒動が原因で刑事から交通課の警官へ格下げされたジャッキー。
しかし、ショッピングセンター爆破で再び刑事に復職する。
そして、爆弾魔達と死闘を繰り広げる。
ジャッキー・チェンが自ら最高傑作と評する主演、監督、脚本、アクション指導、主題歌を担当するほどの力作、『ポリス・ストーリー』シリーズ第2弾。
凶悪な爆弾犯を追う、香港警察の刑事の活躍を描くアクション映画です。
前作よりもスリルとラブストーリーを加えて、スケールをアップさせた、ストーリーにも磨きをかけた一品。
1では警官としての主人公の苦悩が描かれていたけど、2では恋人がさらわれたり、別れ話にまで発展したり、警官と言うよりは人間としての主人公が描かれております。
1も良かったけど、2も良いです。
と言ってもはじめて見るわけじゃなく久しぶりに見たんだけど。
何回見てもやっぱし『ポリス・ストーリー』は面白いですねぇ。
ハラハラドキドキのアクションシーンに、分かりやすいシリアスな展開、そして随所にある笑い。
飽きないこの展開は最高です。
勧善懲悪ですから、もう余計なこと考えずに、心から映画を楽しめって感じ。
また、内容もさることながら主題歌が素晴らしい。
ジャッキー・チェンが歌ってるんです。
チョンギニ~🎵チャンツェラ~🎵
アクションシーンは、なんでこんなことまでして映画撮るんだろうってくらいリアルアクション満載でハラハラしました。
常に危険がつきものであるのは彼の映画らしいところであります。
格闘シーンは全ジャッキー作品中でもかなりのレベルの高さ。
冒頭の喫茶店、中盤の公園、クライマックスの工場の死闘まで抜群の出来です。
ストーリー的には集団捜査物に、コメディ、ロマンスなどを適度にちりばめて上出来。
特に最後の30分前あたりからの展開から一気に面白くなります。
もう、最後の敵がめっちゃ強いのなんのって。
リアルに空中で三段蹴りする人間の凄さ。
「アパ?アパパーアパー?」って喋る人です(吹き替え版)。
また今回の見所は、爆破恐喝犯相手だけに大爆破シーンがスゴい。
「デパート爆破」「警察署爆破」ラストの「花火工場爆破」。
クライマックスの花火工場での戦いも、従来の肉体アクションに爆発効果がプラスされていて新味でした。
しかし実はこの作品、一通り作品が完成した段階で突然ジャッキーが撮り直しを決行し、メインヒロインであったはずのエミリー・チュウの出演シーンを全てカットしてしまったのだ。
そのためか、前作の黒幕であった敵が本筋とはまったく関係のない登場人物になってしまっている。
そういう経緯もあり、後半だけを評価するなら傑作と言っても差し支えないが、前半部でモタついてしまってる事が悔まれる。
ちなみに実家には、「ジャッキーも使っている」という言葉を信じて母が買った、「ケーブルフレックス」なる健康器具があります。
私の二の腕はあのマシンで生み出されました。