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劇場版 銀魂 新訳紅桜篇のノッチのレビュー・感想・評価

劇場版 銀魂 新訳紅桜篇(2010年製作の映画)
3.5
かつて隆盛を極めた侍が、宇宙人・天人 (あまんと)の来訪により衰退の一途をたどっていた江戸時代末期。

侍魂を持つ男・銀時とそこで働く新八のもとに、妖刀「紅桜」に関する依頼が舞い込む。

その刀は知性を持ち、使用者の情報を蓄積して進化するというものだった。

週刊少年ジャンプで連載していた人気漫画『銀魂』のアニメ劇場版第1弾。

ストーリーは完全オリジナルではなく、銀魂の中でも人気の高いエピソード「紅桜編」を新解釈を加えて再アニメ化したものになってます。

舞台は架空の幕末。

登場人物も土方歳三、沖田総司、近藤勇といった新選組や桂小五郎、高杉晋作といった攘夷浪士をパロディ化したキャラクターが登場します。

ストーリーは一度、原作ありでテレビアニメ化もされているので、新しいシーンなどはあるものの、大筋は一緒。

ワンピースの『エピソード オブ チョッパー』みたいな感じです。

殺陣が素晴らしくて見入ってしまいました。

特に銀さん&桂のタッグマッチ。

良いタイミングで主題歌が流れました。

話は、テレビとほとんど同じだけども、劇場版だけのシーンや、映画にしかできないギャグがあって面白かった。

アクションシーンや描写がアニメのときよりも細かく描かれており、涙のシーンとかはぐっと来ました。

でも、やはりストーリーは把握済みだったので途中で飽きそうになった。

”新訳”と題したわりには新要素が少なすぎたかも。

もっと「実は裏ではこうだったんだ」的なシーンがあるのかと期待していたので。

とはいえ、原作やテレビシリーズを少しでも好きな人は、見て損はしません。

そうでない人は……うーん……自分が銀魂ファンなので、ちょっと判断できないです。
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