かつて隆盛を極めた侍が、宇宙人・天人 (あまんと)の来訪により衰退の一途をたどっていた江戸時代末期。
侍魂を持つ男・銀時とそこで働く新八のもとに、妖刀「紅桜」に関する依頼が舞い込む。
その刀は知性を持ち、使用者の情報を蓄積して進化するというものだった。
週刊少年ジャンプで連載していた人気漫画『銀魂』のアニメ劇場版第1弾。
ストーリーは完全オリジナルではなく、銀魂の中でも人気の高いエピソード「紅桜編」を新解釈を加えて再アニメ化したものになってます。
舞台は架空の幕末。
登場人物も土方歳三、沖田総司、近藤勇といった新選組や桂小五郎、高杉晋作といった攘夷浪士をパロディ化したキャラクターが登場します。
ストーリーは一度、原作ありでテレビアニメ化もされているので、新しいシーンなどはあるものの、大筋は一緒。
ワンピースの『エピソード オブ チョッパー』みたいな感じです。
殺陣が素晴らしくて見入ってしまいました。
特に銀さん&桂のタッグマッチ。
良いタイミングで主題歌が流れました。
話は、テレビとほとんど同じだけども、劇場版だけのシーンや、映画にしかできないギャグがあって面白かった。
アクションシーンや描写がアニメのときよりも細かく描かれており、涙のシーンとかはぐっと来ました。
でも、やはりストーリーは把握済みだったので途中で飽きそうになった。
”新訳”と題したわりには新要素が少なすぎたかも。
もっと「実は裏ではこうだったんだ」的なシーンがあるのかと期待していたので。
とはいえ、原作やテレビシリーズを少しでも好きな人は、見て損はしません。
そうでない人は……うーん……自分が銀魂ファンなので、ちょっと判断できないです。