浅野公喜

ゴースト・ハンターズの浅野公喜のレビュー・感想・評価

ゴースト・ハンターズ(1986年製作の映画)
3.4
チャイナタウンの地下世界が舞台の「ゴースト・バスターズ」の横に置いてあったら紛らわしいであろうタイトルのジョン・カーペンター監督カート・ラッセル主演のカンフーアクションコメディ。

カート演じる主人公と仲間達があまり危機的状況に陥らない、敵も一見強そうに見せながら圧倒的脅威として描かれておらず意外と弱いそもそもカートも大して見せ場が無いこちらも意外と弱いという点等が気になる所ですが、広大なセットや今観てもそこまで違和感のない手作り感溢れるクリーチャー、日本ではマイナーな80sブラックカンフームービーの傑作「ラスト・ドラゴン」同様この時代らしい青白いエフェクト等は魅力的で、良くも悪くもハリボテのアトラクションというか痒いところに手が届かない色々惜しい作品であると同時になんか憎めない作品とも言える印象です。

エンディングで流れるやたら下手な歌はなんとジョン・カーペンターらスタッフ達によるもので驚きました(笑)。
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