Automne

映画に愛をこめて アメリカの夜のAutomneのレビュー・感想・評価

4.2
映画への愛にあふれていた。
撮影現場独特のせかせかした感じ、仲間になったと思ったらすぐに解散になる感じ、それにしても座組の中で人間関係ごちゃごちゃしすぎて笑う。どうにかこうにか完成させようとすること、机上の理想にはほど遠くともやることをしっかり最後までやり切ること。終盤は意外にあっさりとしていたけれど、その分"終わった"というひとつの喪失をセンチにし過ぎなくて良かった。
トリュフォーがそのまま出てるのもいいねってなる。撮影中の夢で幼年時代に『市民ケーン』のブロマイド盗んでる感じ、ほいほい積まれてゆく映画術の良書たち。メタフィクション的だけれども知性に溺れてる感じでなくて、ポップで可愛らしく愛があってよかった。『パメラ』のラストシーンの台詞、女優の内側から湧き出でるもので素晴らしい。これぞ映画って感じで楽しかったです🎬🎞🎥📽📹
Automne

Automne