かおり

カラヴァッジョ 天才画家の光と影のかおりのレビュー・感想・評価

4.0
普通の映画として観たらどうかわからないけど、カラヴァッジョ好きとしては期待通り。
どのシーンを切り取ってもカラヴァッジョの伝記映画だということが明らかなくらい、色彩が彼の絵そのものだった。
赤黒い暗い影とか、その中にぼうっと浮かび上がる病的な白い肌とか。
闇の中に差し込む一筋の光もカラヴァッジョらしい。
そして幼い頃からずっと彼を追ってきた死の騎士もまた、作品につきまとう死の予感の擬人化として、説得力をもって存在していたと思う。
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