あーぁ

カブキマンのあーぁのレビュー・感想・評価

カブキマン(1990年製作の映画)
3.6
日本よこれが歌舞伎だッ‼︎

うむ、絶対違う(´Д` )

歌舞伎の世界は藍之介はんが結婚されたり、橋之助さんが襲名したりと今年も話題が絶えませんでしたね。

そんな歌舞伎を世界に広めようとある映画がひっそりと誕生していましたとさ。

今回は『未来忍者』『ゼイラム』などで味をしめたナムコが何を血迷ったかトロマと合作して作った、こじらせジャパニーズ愛がカオス過ぎるカブキヒーロー”カブキマン”の誕生だッ‼︎

いちいち登場シーンで『カ〜ブキマ〜ンサンジョ〜ウ!』っつうキメゼリフのウザさが尋常ではない(ー ー;)
つか最早カブキ関係あらへん…


冒頭でいきなり”魔王が復活する”とかしないとかほざきながら始まるオープニングに嫌な冷や汗が…笑

案の定白目むき出しの伝説のカブキマスターがミミズを喰いながらなんか呪文唱えとる( ´−ω−` )

なにやら魔王が復活するらしいんで、代々伝わるカブキマンの伝承を後継者に託さないといけないそうだが、カブキ公演中に魔王復活を目論む組織の手下に呆気なくブチころりん。

たまたま公演を観に来ていた刑事ハリーがカブキマスターとキスしてしまったことで伝説のヒーローカブキマンが誕生してしまうというカ◯キ協会から直々にクレーム間違いなしの雑なオープニング。

しかも歌舞伎の公演が完全に歌舞伎や日本をディスってんだが(ー ー;)

白塗りのニヤついたオヤジどもが円卓でビール飲みながら変顔するんが歌舞伎でしたっけ?
歌舞伎の知識無いもんでそれが歌舞伎だったらすいません。

そんなこんなでカブキマンになってしまったハリー刑事はカブキパワーの反動で親日化現象が起こり始め急に和食が食べたくなり、生魚をそのまま食べだしたり…いあ日本人でもそんな食い方しねーわ( ゚д゚)

力の使い方がままならないハリー刑事は間違ってピエロに変身してしまったりとまだまだ未熟。
果たして立派なカブキマンとなり魔王から世界を救うことが出来るのか⁉︎


うん、最早どうでもいい!(←投げやり)


ヒーローが悪の組織と戦うというキック・アスリスナーも大喜びな内容に更に日本の伝統、歌舞伎をミックスさせたトロマ流傑作ヒーロー映画!(面白いとは言っていない)


何を隠そう歌舞伎要素ゼロな、割り箸を何本も突き刺さして攻撃したり敵を鉄火巻きにしてみたり、突っ込んでたらキリない(ー ー;)


この映画を最後にナムコは映画製作から手を引いたそうである意味賢明な判断だったかと。

今ではカルト化してvhsもそれなりの値段するんで観るのも難しいですがまぁ観ないが無難でしょう。

とりまこの映画を観て少しでも歌舞伎の世界に興味を持ってもらえたら良いなと思いました( ^ω^ )
あーぁ

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