のりまき

悪名ののりまきのレビュー・感想・評価

悪名(1961年製作の映画)
-
61年邦。勝新のやんちゃで天衣無縫なキャラが輝いた作品。これ以前のステレオタイプの若侍は正直似合ってない。そして歌舞伎界のお嬢様中村玉緒の可愛らしさ。育ちってこういうこと。皆が鹿爪らしく守っているシステムに反抗していく朝吉。結構な女性映画で筋を通す親分まで女。この浪花千栄子の着付けといい、立ち姿といい、ステッキといい、まあ凄い。当然若き田宮二郎のイケメンぶりも半端ないし、風俗といい、繰り出される死語といい、宮川一夫による時代の記録と言ってもいいかも。
のりまき

のりまき