やっすん

ラブ・アクチュアリーのやっすんのレビュー・感想・評価

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)
4.5
「you'll find that love actually is all around.」

クリスマスにクリスマスらしい映画を観ようということで、観ました、ラブアクチュアリー。

始まる前は「どうせリア充リア充したクリスマス映画だろ。クリスマスにそんなん観るとか自殺行為だぜ友よ…だってクリスマスだよ?」とか思ってました。だってクリスマスだよ?世界はリア充で満ちてるんだよ?正気かよ。

結構登場人物が多いので集中してみないと相関関係をつかむのが難しいなと思ったのですが(自分が映画に疎いだけ)いざ関係性が掴めてくると、それぞれの恋愛模様に夢中になって始まる前の冷めた自分はどこへやら…推しのカップルの幸せをひたすら願いながら観てました!

何組かの恋愛が出てきますが私が好きなのは、首相の恋と、友人の恋人に思いを寄せる若者の恋でした。
特に後者の恋愛は、思わず泣いてしまうほど…!
彼が想いを伝えるシーンの「JUST BECAUSE IT'S CHRISTMAS.(AND AT CHRISTMAS YOU TELL THE TRUTH)」っていうセリフはクリスマスに大切な人と過ごす勇気をくれる、本作のテーマになっているんじゃないかなと思います。

もちろん、勇気を出したからといってみんなの想いがすべて通じるとは限らないけれど、それぞれの想いの最後には必ず誰かからの愛情があります。

そんなこんなで見終わってみると、友人と2人で「クリスマスっていいな…だってクリスマスだよ?」ってなってました。クリスマスの日に溢れているのはリア充ではなく、愛だったんですね!よかったね、友よ!来年は恋人と観てね!?

ともあれ、クリスマスは大切な気持ちを伝えるチャンスをくれる日なんだなと思いました。恋人に、友人に、家族に…普段は恥ずかしくて言えないような感謝の気持ちを「クリスマス」を理由に伝えてみようかなと思わせてくれる映画でした。

この映画を観ようと誘ってくれた友人に、来年はクリスマスを理由にしたクリスマスの奇跡がおきますように…
やっすん

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