稀

ラブ・アクチュアリーの稀のレビュー・感想・評価

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)
3.5
クリスマスを中心軸とした群像劇。落ち目のミュージシャン、母を亡くした親子、首相と秘書などがザッピングされながら進んでいく。登場人物が多くて初めは把握できるか心配だったが、カップリングや職業などが明確にされており混乱しないように作られていた。
ブラックジョーク満載で、時おり目を疑うようなシーンが入り込んでくるので気が抜けない。メインビジュアルから上品な話かと思ったら真逆だった。首相のダンスとご近所巻き込んで告白に行くシーンが印象的。
途中から登場人物が横でもつながり出し、もしかしてクリスマスで全員集合するのかと期待したが、わりとふんわりしていた。中盤までがとても良かっただけに、ラストをパズルピースみたいにカチッとハメていたら文句のつけようのないラブコメになっていたと思う。
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