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テルマ&ルイーズのヒデオウのレビュー・感想・評価

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)
3.8
最近の芸能界でも話題となっている
性加害問題にもリンクして
色々と考えさせられた映画

主婦のテルマと
ウェイトレスのルイーズの逃避行モノ
二人で旅行に出発
道中でテルマがレイプされそうになる所
ルイーズがテルマを助けようと発砲
犯人は死亡してしまい二人の逃避行が

日々、旦那の支配下で気弱なテルマ
正当防衛から射殺してしまったルイーズ
パワーバランスはテルマ<ルイーズ
であったのが
ある時を境にテルマ>ルイーズに変化
テルマの変化が脚本として
注目される事が多いと思いますが
根本である男社会からの脱却
このメッセージが響きました

男性上位な社会
この映画の中の台詞でも
殺してしまった犯人に対して
「合意の上で」と思われるので
正当防衛は通らないとのシーン

最近話題のM氏の件でも
(M氏好きですけど…)
合意だったのか?合意じゃ無かったのか?
そんな事証明も出来ない事だし
男性上位な社会の中で
女性に対して敬意を払う事が出来ない
それが問題で
こんな状況を蔓延させている事
この映画を観てて色々と考えさせられました

その他の良ポイント
最近レザボア・ドッグス観てたので
マイケル・マドセンが
良い役で出ててほっこり
ブラピもビジュ的にええ感じで出演
ロードムービーでの車と風景
荒野を走るサンダーバードの砂煙が
様になってました

結末は…鑑賞して下さい…
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