ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス等主演の恋愛ドラマ。
老人ホームで、着飾った上品そうでお洒落な老婦人に小説を読み聞かせるどこか垢抜けない老人男性。
彼が読み上げる身分違いの燃えるような恋の物語は、切れそうになる二人の時間を繋ぐ大切な絆となる。
最初は何が起きているのかわからなかったのですが、物語が進むにつれて徐々に二人の関係性が分かっていく手法は良くあるタイプですが、この映画には非常にマッチしていて良かった。
愛する人が消えていきそうになる現実の中で、アリーが書いた「これを読んでくれたら私はあなたの元へ」という一文はどれだけノアに希望を与えたことでしょうか。
太陽のような明るさで若さと情熱を演じたレイチェル・マクアダムスと、教養もお金もないけれど正直者で不器用な男を演じた両俳優も良かった。
通常ならやや綺麗すぎると感じるであろうラストも納得できるいい映画でした。